ミキシング製品・装置(マイクロバブル・ミキサー) 積層混合エレメントミキサー
積層混合エレメントミキサー
攪拌子
RiS NEW
用途
■ビーカー、フラスコ、試験管のマグネットスターラーによる攪拌■薬品、化学溶剤の攪拌
特長
・積層混合エレメントによる容器内全体を効率よく攪拌これにより、混合時間を1/3に短縮
・容器内部に滞留部がなく、ムラなく攪拌
■原理
2 種類の異なる形状の「混合エレメントA・B」を交互に重ね、ブラインド板およびリング板で
挟み込む事で、積層方向と半径方向それぞれで複雑な流路を形成します。
供給された流体はこの流路により分割と合流を繰り返し、かつそこから生まれる乱流と渦流で
効率よく高い混合能力を発揮します。
よくあるご質問
Q1 撹拌子RiSとは?
撹拌子RiSは、多孔板状の混合エレメントの積層体を、棒状撹拌子を組み込んだ台座の上にボルトで取り付けて構成されています。通常の撹拌子と同様にビーカー等の容器内に入れてマグネチックスターラー上に設置して撹拌します。 MSE撹拌子を容器内で回転させると、積層体内部に保持されていた流体は遠心力により外周部に吐出され、撹拌子中央の中空部からは流体が吸い込まれます。撹拌子に吸い込まれた流体は積層体内部を流れる際に、積層体内部の複雑な流路を流れる際に、分割・合流、せん断等の作用により効率的に混合されます。
Q2 撹拌子RiSの混合性能について
撹拌子RiSは、積層体内部の複雑な連通流路により流体を分割・合流等するため、効率的に混合することができます。また、棒状撹拌子やクロス状突起を備える撹拌子は、回転中心付近の回転速度が小さいため容器中央に滞留部が発生しますが、RiSは中央の中空部から容器中央の流体を吸い込むため滞留部が発生しません。特に低回転数での使用においてRiSは有効です。
Q3 サイズについて
標準品は外径15,20,30,40mmの4種類があります。フラスコ、ビーカーだけでなく試験管でも使用することが可能です。
Q4 使用可能な流体の粘度について
グリセリン(粘度約1000mPa.s)程度までは混合可能なことを確認しています。使用可能な粘度はマグネチックスターラーの性能に大きく影響されますので、高粘度の流体を取り扱う場合には磁力の強いマグネチックスターラーの使用をお勧めします。
標準仕様
型式 | 外形サイズ | エレメント数 |
RiS 15 | Φ15mm | 2組 |
RiS 20 | Φ20mm | 2組 |
RiS 30 | Φ30mm | 3組 |
RiS 40 | Φ40mm | 4組 |
材質:PTFE
理化学・医薬品の研究開発に最適
混合速度が格段に速い!
容器内部に滞留部がなく、ムラなく攪拌する事で
短時間で均一に混合が可能