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FBIA試験ラボ指定制度 指定取得

FBIA試験ラボ指定制度 指定取得

 

FBIA試験ラボ指定制度 指定取得

微細気泡を生成、使用するファインバブル技術は洗浄効果、動植物育成の活性化、美容健康促進など様々な産業での活用が期待されており、研究開発が進められています。

ニクニでは一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)※1による「試験ラボ指定」を取得し、水中の微細気泡粒径・個数濃度を正確に測定する技術を有しております。

長年の産業向け流体技術・測定技術を活かし、黎明期よりファインバブル※2発生装置を製造販売しております。
 


※1 一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)についてはこちらをご覧ください
※2 「ファインバブル」は、FBIAの登録商標です

 

ファインバブルとは?


ファインバブル」とは、日常的に目にする泡よりもずっと小さく、直径が100μm(0.1mm)より小さい泡のことを指します。(100μm以上はミリバブル)
また、「ファインバブル」には、泡の大きさによりさらに2種類に区別されます。

直径100μm未満で1μm(0.001mm)以上の泡を「マイクロバブル」、
それよりも小さい泡を「ウルトラファインバブル」と呼びます。
 
ウルトラファインバブルは、1マイクロメートル未満のサイズとなり、目に見えません。よって見た目は透明色です。 また、気泡の浮力が無視できるほど小さく安定しているため、水中に長期間、残存することが可能です。  マイクロバブルは1~100マイクロメートル未満のサイズとなります。見た目は水が気泡によって白濁した状態になっております。 特性としては浮力が小さく、非常にゆっくり上昇します。また水中に漂う小さな物質を付着させ、一緒に浮上させる効果もあります。   100マイクロメートル以上のものはミリバブル・サブミリバブルと呼ばれ、普段、目にする気泡です。発生後、速い速度で浮上し水面で破裂して消滅します。
 
ミリバブル→マイクロバブル→ウルトラファインバブルとサイズによって、異なるそれぞれの特性活かし、様々な産業で利用されています。

 

ファインバブルの主な用途


●水処理

最も多いのが「水処理」の用途でマイクロバブルが使用されます。
細かなマイクロバブルが水中の不純物・油分に付着して、水面に浮上させることができます。

この方法は「加圧浮上法」と呼ばれ、浮上させた不純物を水面でかきとることで水の清浄度を向上させます。
主に一般排水前の後工程に使用されます。

食品工場から出る排水には食品残渣や油分を多く含んでいる為、効果的な処理技術です。
 
 
   ・加圧浮上の様子
         ・加圧浮上装置

●洗浄

その他にも、マイクロバブルで油分をはぎ取る「マイクロバブル洗浄」があります。
マイクロバブルが表面の汚れを吸着して水面に浮上することにより脱脂・異物除去をおこなうとともに再付着を防止します。
マイクロバブル洗浄の特徴として、下記の点が挙げられます。

① 水と空気のみで洗浄し、環境負荷を低減できる

② 有機溶剤、酸・アルカリ等を使用しないため安全

③ ランニングコストが非常に安価
 

●生物育成

工業分野以外でもマイクロバブルは利用され始めています。
例えば、作物の生育促進が期待できる農作物分野や生産性の高い養殖が期待できる水産物分野で注目されています。
 
【農作物にもたらす影響】
溶存酸素量を増やした水が硬い土壌にも浸透し、健全な根の生育を促す

マイクロバブルのメリットの一つとして、「水の表面張力を小さくする」点が挙げられます。
マイクロバブルを含んだ水は浸透性が高く、硬い土にも染み込みやすくなり、作物へ効率的に養分や水分を供給できるということです。

また、マイクロバブルは水面に上昇する力が働きにくく、水中に長い時間止まります。
その結果、水中の溶存酸素量が高くなり、植物の根へ多くの酸素を供給できるため、作物の生育によい影響を与えると考えられています。
 
【水産物にもたらす影響】
養殖場は、過密飼育・富栄養化、汚泥などの要因で水中は酸欠状態になっています。
特に光合成が行われない夜はその状態が顕著です。

マイクロバブル養殖は、水中に効率よく酸素を溶解させることで、生物の成長を促進させるだけでなく、養殖場の汚泥のバクテリア分解も促進させます。
 

●美容・健康

他にはお風呂の用途としてもあります。
真っ白なお風呂でシルクバス・絹の湯などの名称で呼ばれております。
入浴剤を使わず、空気だけで真っ白なお風呂を作り出すことができ、入浴剤のコストや浴槽清掃の手間が省けるため
スーパー銭湯やホテル・旅館などに数多く、導入されております。

入浴するとリラックス効果、保湿・保温効果、毛穴洗浄の効果などがあると言われております。
 

 

ニクニのファインバブル事業

① 渦流ターボミキサー

ポンプメーカーの当社ですが、ポンプ以外にも様々な流体を取り扱う応用装置を手掛けております。
特殊ポンプの製造技術を応用してマイクロバブルを生成するための心臓部となる「渦流ターボミキサー」を開発したのが始まりです。

「渦流ターボミキサー」の原理は、ポンプ作用を利用しております。
タービン羽根で入口から注入された空気を細かく砕き、圧力を加えながら水と空気を混合撹拌しております。
このようなエネルギーを与えて作った気液混合水は良好なマイクロバブルの生成で重要となります。
「渦流ターボミキサー」の原理
 
吸込側のバルブを絞り、負圧になるように調整し、水と一緒に空気を吸引することができます。
タービン羽根の高速回転により、羽根にある溝で小さな渦を発生させます。
その渦を連続的に発生させることによって混合撹拌しています。

また、吐出側のバルブを絞ることによって加圧しながらその作業を行うことができます。
結果、水に空気を効率よく溶解することができます。
 

② マイクロバブルジェネレータ

渦流ターボミキサーが搭載されているマイクロバブルジェネレータという装置もあります。
ニクニのマイクロバブルジェネレータはきめ細かい、濃密なマイクロバブルを安定して生成することができます。

メリットとしては空気圧縮機、加圧溶解タンク、スタティックミキサーが不要で大幅な省スペース化ができます。
とくに空気圧縮機がなくなると、騒音がほとんどなくなりますので大きなメリットとなります。
 
 
一般的な従来方式では、空気圧縮機とポンプのバランスを調整しながら加圧溶解タンクの液面制御をする必要があったので、バランスが崩れてマイクロバブルが発生しない状態になると、都度調整しなければなりませんでした。

これをニクニのマイクロバブルジェネレータに変更すると都度調整する必要が無くなり、初期調整のみで簡単に良好なマイクロバブルを発生させることができるようになりました。
 

③ ホワイトイオンバス(WIB)

渦流ターボミキサーでミキシングした液を溶解タンク・分離タンクに通すことで、さらにきめ細やかで安定したマイクロバブルを発生させ、湯船を乳白色に変化させるホワイトイオンバス(WIB)。

オールインワンのユニットとなっており、複雑な調整操作が必要な「コンプレッサ」を使わず、ボタン操作で簡単に運用できます。
起動までの立ち上がりも早いので、毎日の運用操作も安心です。
ホワイトイオンバスの乳白色を表現しているマイクロサイズの気泡は1L中におよそ20μmのマイクロバブルが数億単位含まれています。
小さな気泡とマイナスイオンの力で心身のデトックス効果が期待できます。   
  
また、ホワイトイオンバスは省エネ効果をもたらします。
ガスや薬液を必要としないため、装置を稼働させる以外のランニングコストが必要ありません。

入浴剤を使わずに超微細の泡で白いお湯を作り出す当装置は、スパ業界やホテル等を中心に着々と導入が進んでいます。

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